ロウバイが香る季節になりました。
蝋梅と書いてロウバイですが、光沢のある薄黄色の花は、まるでろうそくの蝋のようだということで名付けられたと、
花好きの母から聞きました。
花の少ない真冬に一等初めに春を告げてくれる梅たち。
いずれもかぐわしく慎ましく、まっすぐに伸びた枝が凛として、清く、
日本人にはとても愛された梅の花。
その中で一きわ香りを放つロウバイは
華やかな香りが気持ちを明るくさせてくれます。
少し離れていても圧倒的な香りに
ふらふら〜と近寄ってしまう。
そんなロウバイを見ていたらカマキリのたまごを発見しました。
一斉に出てくる赤ちゃんカマキリは、虫が得意ではない自分としては、あまり遭遇したくはありませんが、
野生は自然の一部なので嬉しくなります。
壊れた自然を元に戻すのは難しい。
それにしても、カマキリのお母さんはこんなかぐわしい場所にたまごを産んで、なんてセンスのよいことか。胎教的にすばらしい。
子どもたちはたまごのゆりかごの中で安眠して育っている事でしょう。
春の柔らかな風と日差しまでもう少し。