【舟越桂の彫刻展】@松濤美術館1/28

初期の頃からの作品〜現在まで見応えがありました。

お父上の舟越保武氏は

とても有名な彫刻家で、

長崎二十六殉教者記念像を作られた方。

 

初台カトリック教会に壁画があり、

力強さと荘厳さに

作家の信仰の証を感じました。

↓長崎二十六殉教者記念像

↓こちらの胸像は、聖ベロニカ

私の名前の方です。しんみりと見入ってしまいます。

 

息子さんの桂さんも

スタートは函館の

トラピスト修道院のマリア像

からだそうで、

カトリックの家庭に育ち

自然とお父上の作品からも

影響を受けておられるのでしょう、

デッサンとてもよく似ています。

 

静かな中に想いを込めるような

そんなふうな作風を感じます。

祈りや希望という言葉も好んで使われます。

今回は想像の泉とは?という

タイトルどおり、

桂さんの彫刻は進化しており、

以前のように、

スマートで美しい彫刻というより、

怒りや戸惑い、男でも女でもなく、

人のようで人ではない、

天使のようでちがうような、

何か人という具体的なものから

感情が飛び出しているような、

そう概念。

 

それを表現したいのかな?

と思いました。

 

私も自分の中で

想像の泉はなんだろうと

思う今日この頃。

 

それは掘っても掘っても尽きない

概念なのかも、と思う。

 

私の概念は、

もう少し具体性はありますがやはり

尽きないものです。

 

桂さんの彫刻は

これからも進化しそう。

どこに行き着くのか、

どんな旅なのか、

どう昇華するのか、

楽しみです。

家庭円満な舟越家、お子さんが幼い頃も、様々なクリエィションでクリスマスを楽しんでいたみたいです。

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